同コンテストは11月29日にファイナルステージが開催され、92組の応募の中から二次審査を通過した16組が、独自のビジネスプランを3分間という短い時間でプレゼンテーションしました。今年で4度目となる同コンテストで、大学生がグランプリを獲得するのは初の快挙で、大学生の部門で本学の学生が大賞となるのも初めてです。
久保さんは、最終面接に落ちた学生を企業間で推薦・採用できるプラットフォーム『ABABA』を提案。企業側はフィルタリングされた優秀な学生を確保でき、採用フローを大幅にカットできるメリットがあるほか、学生にとっても効率的な就職活動が実現します。
宮本さんは、草食系男女のためのマッチングアプリ 『スキッテ』を企画。草食系の男女が告白の失敗を回避するために、LINE友達限定でマッチングをするアプリを提案しました。LINEの友達の中から気になる人を3人選択し、お互いに気持ちがあることがわかった場合にのみ『スキッテ』が通知をするという仕組みです。
表彰式後の懇談の中で、槙野博史学長は、「2人が考えたプランは、どちらも大学生らしく身の回りの課題に向き合って、それを解決するためのものであるところが大変意義深い。本学としても、起業家マインドを持っている人を今後も支援していきたい」、同席した佐野寛理事は「後輩も刺激を受けて続きたいと思うはず。大人しい印象のある岡大生への刺激となって、他の学生も積極的にエントリーしてほしい」、横井篤文副学長は、宮本さんが高校時代からアイディアを温めていたと話していたことに触れ、「受賞という結果だけを見ればスピーディーに成し遂げたことのように感じられるが、2人とも普段からいろいろと考えてプランを醸成させている。社会や地域の課題に直結しているプランであり、私たちには思いつかない形で解決策を具現化・実装化している」と評しました。
受賞を振り返って、久保さんは、「今回のアプリは採用問題に直結している。今後は、2カ月や1年など期間限定で地方で働きたいUターン、Iターンの人材と、企業をマッチングするプラットフォームをつくりたい。地方で働くリモート人材を探している企業と地方人材とのマッチングにも需要を感じている。自分自身、すでに起業しているが、大学には、起業家育成のためのサポートを今後も期待している」、宮本さんは、「多くの方にヒアリングしながら今回のアプリを作った。自分だからこそ、若者に共感してもらえるアプリを作れたと感じている。アイディアは24時間いくらでも浮かぶが、それを形にする学生がなかなかいない。小さなことでも、アイディアを形にする経験を積むことが重要なので、それを後押しする大学の支援を期待している」と話していました。
【本件お問い合わせ先】
学務部学生支援課
TEL:086-251-7176
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